吉本メディカルクリニック|土曜・日曜OKな港区南青山の心療内科・精神科

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うつ病になったら治療はどうなるの?ーうつ病の治療と経過について

<うつ病とは?>
うつ病とは抑うつ気分を主とした精神不調が毎日2週間以上続いた状態を指します。
抑うつ気分とは、かなしい、ゆううつ、おちこむ、といった気分の総称です。
また人によってはからだの痛みの症状がでます。
からだの痛みとしては頭痛、筋肉痛、腰痛など多岐にわたります。
睡眠や食欲については、食事がおいしくなかったり、夜に眠れなくなります。
やる気がおきなくなり、趣味が面倒になり、
時には死にたい、消えたい気持ちを感じたりします。
お仕事をされている方は会社を休む日が増えてゆきます。

<治療>
欠勤が続いている方は、その際には休養が必要という内容の診断書を発行して、治療のために休んでいただきます。
おくすりとしては主に抗うつ薬を用います。以前は1日3回のまないといけないのが多かったのですが、最近は1日1回で効果のあるおくすりがでてきました。また1回に飲む数も多くても2つで済むようになりました。通院はお薬の効果や副作用を早くみていくため、1〜2週間の間隔で通院をお願いしております。
また不安感や不眠があれば、安定剤や睡眠薬を少し使います。

<治療経過>
良くなったり、悪くなったりを繰り返して、全体的に良い状態を感じる時間が増えていきます。休みながら産業医や人事部の方と面談を行いながら復帰へのめどを付けていきます。ご本人と人事の方や上長を交えた3者面談を診察室で行い、
今後の復職について話し合う場合もあります。
現在はリワークやリハビリ出社などの配慮をしている企業も多いようです。
休む期間としては個人差がありますが、早くても半年間です。年単位で休まれている方も多いです。復職後も通院は必要です。