タバコについて
顧問先にてタバコについての講義を行いました。
1,現在は受動喫煙が話題になっております。受動喫煙とはタバコの火が付いた先から立ち上る副流煙を周りが吸うことです。その煙を吸い続ければ、血圧が上がったり、ガンのなりやすさが2倍になってしまいます。
2,タバコを吸うとニコチンが吸収されます。ニコチンによってドーパミンという快楽物質が放出され、それがなくなるとイライラするため再び吸い始め、なかなかやめられにくくなります。これをニコチン依存症と言います。またタバコはコカイン(麻薬)をやめるくらい難しいそうです。
3,ニコチンやタールの少ないタバコはフィルターに小さな穴が開いており、そこから空気が入るため、吸う煙は薄くなるため、軽いタバコと呼ばれているだけで、副流煙としてはかわらないですし、本人が吸うたばこのフィルターの空気穴をふさいでいれば軽いタバコではなくなるということです。
4,「陸で溺れる」体験をするCOPD(慢性閉塞性肺疾患)という肺に炎症がおきる病気があります。これは肺がんよりなりやすい疾患であり、原因のほとんどはタバコです。
当院では行っておりませんが、保険を使って禁煙外来の受診が可能なので、気になる方は禁煙を考えてもらうのが良いでしょう。
参考 すぐ禁煙.jp