心療内科・精神科において対面診療とオンライン診療の効果に差はありますか?

心療内科・精神科において対面診療とオンライン診療の効果に差はあるのでしょうか?文献をいくつか調べてみました。

以下の文献によると、対面診療とオンライン診療の効果に大きな差はないことが示されています。

BMJ Openの系統的レビューとメタアナリシスでは、遠隔医療(テレメディスン)による精神科外来治療が対面診療と同等の効果を持つことが確認されています。これには患者の満足度や治療の連携に関しても同様の結果が示されています​ (BMJ Open:Psychiatric treatment conducted via telemedicine versus in-person consultations in mood, anxiety and personality disorders: a protocol for a systematic review and meta-analysis)​。

BMC Psychiatryの研究では、遠隔医療と対面診療の間でうつ病や不安症状の改善に関して臨床的または統計的な差は見られませんでした。どちらの治療方法でも、患者は時間とともに症状が改善し、同様の率で改善が見られました​ (BioMed Central:Comparison of in-person vs. telebehavioral health outcomes from rural populations across America)​。

CMAJの系統的レビューとメタアナリシスでは、リモートでの認知行動療法(CBT)が対面でのCBTと比較してほとんど差がないことが示されています。さまざまな精神的および身体的疾患に対して、リモートCBTは対面CBTと同様に効果的であることが確認されています​ (CMAJ:Therapist-guided remote versus in-person cognitive behavioural therapy: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials)​。

これらの研究は、対面診療とオンライン診療のいずれも効果的であり、特にアクセスや柔軟性の点でオンライン診療が有利であることを示しています。詳細な情報は各文献を参照してください。