ご病気について


  • 不安や緊張を感じる場面で、腸の動きが速くなったりゆっくりになることでお腹の痛みと便秘や下痢を認めます。

    また内科で検査しても異常がない場合にこの病気の可能性が出てきます。

  • 全般不安症(全般性不安障害 generalized anxiety disorder: GAD)は、不安という漠然とした感情が絶えず存在する状態です。

    不安を自分で制御することが難しく、集中力の低下、筋肉の緊張や疲労を感じます。不眠を感じることも多いです。

    これらの症状が、半年間以上続くとこの診断名が当てはまってきます。

  • 急性ストレス障害(Acute Stress Disorder, ASD)は、極度にトラウマティックな出来事に直面した後、通常3日から4週間の期間内に発症する精神的な障害です。この状態は、心的外傷後ストレス障害(Post-Traumatic Stress Disorder, PTSD)の前駆とされ、同様の症状が続く場合はPTSDへと移行する可能性があります。

    主な症状

    ・回避行動: トラウマに関連する人、場所、または物から避ける。

    ・侵入的な思考: トラウマの瞬間が何度も頭によぎる。

    ・解離: 現実感がなくなる、自分自身や周囲の環境とつながりが感じられなくなる。

    ・高度な緊張: 過度に警戒する、驚きやすいなど。

    ・情緒の鈍化: 感情がフラットになる、あるいは極端な怒りや悲しみを感じる。

    治療には、通常、心理療法(特に認知行動療法)と薬物療法(抗うつ薬や抗不安薬)が用いられます。

  • レストレスレッグス症候群(Restless Legs Syndrome, RLS)は、主に下肢に不快感や違和感、時には痛みを感じ、それを和らげるために足を動かす衝動が起きる神経学的障害です。この症状は通常、夜間や休息中によく発生し、最も一般的な影響は睡眠の質の低下です。

    主な症状

    ・脚(特にふくらはぎ)に感じる違和感や不快感

    ・座っているか横になっていると症状が悪化

    ・足を動かすと一時的に症状が和らぐ

    ・夜間に症状が特に強くなる

    診断

    診断は主に症状と患者の自己報告に基づいて行われます。他の疾患や薬剤、妊娠、鉄分の不足などが原因で症状が起きている場合もあるため、そのような要因を除外するための検査が行われることもあります。

    治療

    薬物療法: ドーパミン作動薬、抗てんかん薬、ベンゾジアゼピン系の薬が使用されることがあります。

    生活習慣の改善: アルコールやカフェインの摂取制限、定期的な運動、ストレス管理などが有用な場合があります。


お気軽にご相談下さい。