NMN点滴療法、NMNサプリメント療法とは 

NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)は、ニコチンアミド(水溶性ビタミン)、リン酸、およびリボース(糖)から構成されています。これはNAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)の生成において重要な前駆体となります。NAD+は、細胞のエネルギー代謝において中心的な役割を果たし、DNA修復や炎症反応、その他の生理的プロセスにも関与しています。

近年、NMNが注目されているのは、NAD+を増加させることで細胞の老化プロセスを遅らせる可能性があるからです。

また、サーチュイン遺伝子(Sirtuin genes)が重要なキーワードになります。
サーチュイン遺伝子は、生物の細胞に存在し、細胞の老化、エネルギー代謝、ストレス応答、細胞の生存に関与しているとされています。サーチュイン遺伝子ファミリーは、サーチュインタンパク質(SIRT1~SIRT7)をコードし、これらのタンパク質はNAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)の存在下で、多くの生化学的プロセスを調節しています。

NAD+補充が若返りの鍵

生命体は細胞で出来ています。そして細胞の活力がそのまま生命体の活力に影響します。細胞が働くためにはエネルギーが必要ですが、エネルギー生成に重要なのが、コエンザイム(補酵素)であるNAD+です。

このNAD+は年齢と共に著しく減少し、50代では20代の半分にまで低下していると言われています。

このNAD +の前駆体である”NMN”を体内に取り入れることにより若返りを図るのがNMN点滴療法です。

このNAD+量の低下が、老化の原因ではないかと注目が集まっています。つまりNAD+を補うことで老化対策になるのではないかということです。

NMN点滴、NMNサプリメントでNAD+増強

食べ物のNMN含有量は微量です。NMN100mg摂取するのにこれだけ必要です。

ブロッコリー56株

キャベツ42個

枝豆19000粒

アボカド126個

マッシュルーム2500個

NMN摂取によるメリット

疲労度の改善、睡眠の質の向上、認知機能低下の予防など。

副作用

点滴注入時に、血管の痛みが生じる場合がまれにあります。


【未承認医薬品等であることの明示、入手経路等の明示】

本治療に用いる未承認医薬品等は、医薬品医療機器等法上の承認を得ていないものです。 院内調剤(一部外部委託)として、適法に調剤しています。 日本では、未承認医薬品を、医師の責任において使用することができます。

【同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等の有無】

本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医薬品はありません。

【諸外国における安全性等に係る情報】

主要な欧米各国で承認されている国はありませんが、ワシントン大学医学部を始めとして、臨床試験(二重盲検無作為化試験)が開始されています。 日本は、慶応大学医学部のグループが臨床試験を行い、ヒトに安全に投与可能であると結論付けています。 現時点では、重大な副作用の報告はありません。