近年、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用が急増しています。特に若者を中心に、日常の一部としてSNSを利用する人が増えてきました。しかし、その一方で、SNSが若者のメンタルヘルスに与えるネガティブな影響も指摘されています。当院でもそのことによる精神不調にて来院される方がいらっしゃいます。
1. SNSのネガティブな影響
比較文化:他者との比較からくる劣等感や不満
サイバーブリング(cyberbullying):ネット上でのいじめや中傷
情報過多:多くの情報に接することでのストレスや不安
リアルタイム性の強制:常に更新を追いかけるプレッシャー
2. SNS利用の対策
時間の制限:1日のSNS利用時間を決め、アラームなどで時間を守る
リアルとのバランス:SNS利用の後は実際に友人や家族との時間を大切にする
情報のフィルタリング:フォローするアカウントを見直し、ネガティブな情報源は除外する
SNSデトックス:週に1日や一定の時間帯はSNSをオフにする
私たちの現代社会では、SNSは避けられない存在となっています。しかし、適切な利用方法を知り、自分のメンタルヘルスを守る方法を学ぶことで、SNSと健康的に共存することが可能です。