テクノロジーの活用が高齢期の認知機能低下リスクを軽減するかもしれない

テクノロジーの活用が高齢期の認知機能低下リスクを軽減するかもしれない

Nature より
https://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/15213

​この研究は、50歳以上の高齢者におけるデジタル技術の使用と認知機能の関係を調査したメタアナリシスです。​136の研究から57件を分析し、合計411,430人のデータを検討しました。​

その結果、デジタル技術の使用は認知機能障害のリスクを58%低下させ(オッズ比0.42)、認知機能の低下速度も26%遅らせる(ハザード比0.74)ことが示されました。

​これらの効果は、年齢、性別、教育、健康状態などの要因を考慮しても有意でした。​

この研究は、デジタル技術が高齢者の認知機能に与える影響について、質の高いエビデンスを提供しています。​特に、デジタル技術が「テクノロジー・リザーブ(技術的予備力)」を形成し、認知機能の維持に寄与する可能性を示唆している点は注目に値します。​これは、認知症予防の新たなアプローチとして、デジタル技術の活用を検討する価値があることを示しています。


デジタル技術の使用が「認知症リスクの低下」と「認知機能の低下の抑制」に明確に関連していた点において、生活に根差した予防的介入として、薬物療法以外にも日常的な習慣改善の選択肢を広げるものであり、非常に実用的です。
今後、臨床現場でも「スマホはほどほどに」ではなく、「うまく使えば脳の健康にプラス」という前向きなメッセージを伝えていけるのではないでしょうか。

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