韓国渡航と精神科処方薬:知らないと空港で止められる持ち込みルール

入国10日前までに申請必須! 韓国食品医薬品安全処(MFDS)への事前許可申請が必要なお薬がございます。

🆙2026/07/17

吉本メディカルクリニックの吉本光宏(精神科医・産業医)です。20か国以上の渡航経験を持ち、日本渡航医学会所属。
海外赴任者、出張者向けの診断書(英語)・投薬証明書(英語)の発行を行っています。

韓国は日本から最も近い海外渡航先のひとつです。出張・観光・留学など目的を問わず、精神科・心療内科の処方薬を服用中の方から「韓国に薬を持っていけますか?」という相談が増えています。

結論を先に言います。薬の種類によって、何もしなくていい場合と、事前申請が必要な場合と、そもそも持ち込めない場合があります。 渡航直前に気づいても間に合わないケースがあるため、決まった段階で早めに確認してください。

薬の種類ごとの整理

① SSRIなどの抗うつ薬・抗精神病薬 ジェイゾロフト(セルトラリン)、レクサプロ(エスシタロプラム)、パキシル(パロキセチン)などのSSRI/SNRIや、クエチアピンなどの非定型抗精神病薬は、韓国では麻薬類・向精神薬指定ではありません。処方箋・英文診断書があれば問題なく持ち込めます(自己使用目的、適切な分量)。

② ベンゾジアゼピン系・睡眠薬・鎮痛剤(向精神薬指定) ジアゼパム、ニトラゼパム、アルプラゾラム、ロラゼパム、ゾルピデム(マイスリー)、トラムセット(トラマドール含有)など。これらは韓国の麻薬類管理法上の向精神薬に該当します。持ち込みには韓国食品医薬品安全処(MFDS)への事前許可申請が必要です。申請は入国の10日前までが目安。英文または韓国語の診断書・処方箋が必須書類に含まれます。

💡申請書類の準備はお早めに(お問い合わせはこちらから)

MFDS申請の締め切りは入国10日前。英文診断書と投薬証明書は当院で発行可能です。
【グローバル渡航英文書類パッケージ】 英文診断書+英文投薬証明書+渡航相談 ¥18800(相談のみの場合¥4,400、郵送希望はレターパック代¥550)
【グローバル渡航英文書類パッケージ】を申し込んでいただいた方は【韓国MFDS申請サポート資料】を添付
(当日発行をご希望の場合は+¥3,300)
渡航日が決まったらすぐご予約ください。
→ 英文書類・海外渡航相談のご予約はこちら
来院でのご予約です。他院通院中の方も予約可能です。

→オンラインでのご予約はこちら
マイナンバーカードによる本人確認とお薬情報が必要です。地方・海外在住の方はこちらをご利用ください。

③ 2025年4月以降の新規制(市販薬) 日本で広く使われている鎮痛剤「イブ(EVE)」「バファリンプレミアム」「ロキソニンSプレミアム」などに含まれる成分「アリルイソプロピルアセチル尿素」が、2025年4月から韓国関税庁の取り締まり強化対象となっています。市販薬でも没収・取り調べの対象となる可能性があります。精神科の処方薬とは別の問題ですが、渡航前に手持ちの薬の成分を確認してください。

MFDS申請に必要な書類(向精神薬の場合)

駐日韓国大使館の案内によると、以下が必要です。


  • 英文または韓国語の医師診断書(医療機関名、患者氏名、医師氏名・署名、病名、薬剤名・主成分、用法、1回服用量、1日服用量、総処方量、発行日——すべて記載が必要)

  • 英文または韓国語の投薬証明書(患者氏名、発行日、主成分、用量、総処方量)

  • 日本の地方厚生局が発行した麻薬・向精神薬の搬出承認書(該当する場合)


日本語のみの書類は原則受理されません。英語または韓国語で作成するか、公証翻訳が必要です。

これらすべての項目を網羅した英文書類を、作成できる医療機関は多くありません。
特に他院で処方中の方が持参する書類の場合、記載要件の漏れ が原因でMFDSに受理されないケースがあります。


→ 英文書類・海外渡航相談のご予約はこちら
来院でのご予約です。他院通院中の方も予約可能です。

→オンラインでのご予約はこちら
マイナンバーカードによる本人確認とお薬情報が必要です。地方・海外在住の方はこちらをご利用ください。

当院でできること

  • 【グローバル渡航英文書類パッケージ】英文診断書+英文投薬証明書+渡航相談 ¥18800(相談のみの場合¥4,400、郵送希望はレターパック代¥550)

  • 【グローバル渡航英文書類パッケージ】を申し込んでいただいた方は【韓国MFDS申請サポート資料】を添付

  • (当日発行をご希望の場合は+¥3,300)

  • MFDS申請に必要な書類要件を満たした書式で作成

  • 来院またはオンライン診療(要マイナンバーカード)

  • 渡航2~3週間前のご予約を推奨します。

よくある質問

Q. 他院で処方されている薬でも対応できますか?
A. はい、対応可能です。お薬手帳または処方箋をご持参ください。
オンラインでは、マイナンバーカードによる本人確認とお薬内容がわかれば対応可能です。

Q. 書類発行まで何日かかりますか?
A. 診察当日(+¥3300)または翌営業日以降に発行します。申請期限(入国10日前)に余裕をもってご予約ください。

Q. 発行が難しいと判断された場合はどうなりますか?
A. 相談料(¥4,400)のみ発生します。書類発行料は発生しません。

Q.英文診断書や投薬証明書は原本も持参した方がいいですか?
税関の職員によっては提示を求められる場合があるため持参をお願いします。

Q.入国前に持参のお薬を使っても少なくなるのは問題ないですか?
投薬証明書に記載されている以上の持ち込みは問題となりますが、少なくなっている分には通常問題ありません。

執筆 吉本光宏(精神科医・産業医)20か国以上の渡航経験を持ち、日本渡航医学会所属。
海外赴任者、出張者向けの診断書(英語)・投薬証明書(英語)の発行を行っています。

渡航が決まったら、余裕をもってご相談ください(申請締め切りは入国10日前が目安です)。

→ 英文書類・海外渡航相談のご予約はこちら
来院でのご予約です。他院通院中の方も予約可能です。

→オンラインでのご予約はこちら
マイナンバーカードによる本人確認とお薬情報が必要です。地方・海外在住の方はこちらをご利用ください。

最後に

韓国の薬事規制は改定されることがあります。
自己治療目的麻薬類医薬品の搬入許可申し込みに関するご案内(2026/06/09現在有効)

最新情報は必ず駐日本国大韓民国大使館または韓国食品医薬品安全処(MFDS)でご確認ください。

①英文書類発行をご希望の方
来院でのご予約です。他院通院中の方も予約可能です。
②オンライン診療(マイナンバーカード要)をご希望の方
マイナンバーカードによる本人確認とお薬情報が必要です。地方・海外在住の方はこちらをご利用ください。
前へ
前へ

シンガポール駐在とメンタルヘルス