海外渡航される患者様へ:米国渡航時の新たな「宣誓書」提出義務化

エボラウイルス病(エボラ出血熱)の潜伏期間は2日〜21日です

吉本メディカルクリニック院長の吉本光宏です。

当院に通院されている患者様やご家族の中には、ビジネスや旅行、留学などでアメリカへの渡航を予定されている方もいらっしゃるかと思います。

2026年11月3日(米国東部標準時)より、アメリカ合衆国へ向かう国際便(経由便やハワイ・グアム等への渡航を含む)に搭乗するすべての旅客に対し、「渡航前21日間にコンゴ民主共和国(DRC)に滞在・経由していないこと」を確認・申告する新たな宣誓書(Attestation)の提出が義務付けられました。

突然の水際対策強化や渡航手続きの変更は、旅行者にとって心身の負担や強い不安を引き起こす要因となります。今回は医療機関の立場から、今回の制度改正の背景と、渡航に伴うストレス・不安への対処法について解説いたします。

今回の制度改正の概要

  • 適用開始日:2026年11月3日(米国東部標準時)出発便より

  • 対象者:日本人を含むすべての渡航者(ESTA取得者、ビザ保持者、米国経由で第三国へ向かう乗り継ぎ旅客を含む)

  • 申告内容:搭乗前21日以内にコンゴ民主共和国への滞在歴(空港内での乗り継ぎを含む)がないこと

  • 注意点:宣誓書を提出しない場合、原則として航空機への搭乗が認められません。渡航前にご利用の航空会社(JAL、ANA等)の案内に沿って手続きを行ってください。

医学的根拠について

今回のアメリカ疾息予防管理センター(CDC)による渡航制限および宣誓書提出の義務化は、コンゴ民主共和国で発生しているエボラ出血熱などの感染症水際対策として実施された行政決定・公衆衛生政策によるものです。
米国CDCおよび日本外務省・各航空会社が発表している最新の公的発表に基づく情報となります。

渡航に伴う手続き変更と不安(ストレス)への処方箋

  1. 正確な情報収集による不安の可視化

    直前になって慌てないよう、航空会社の公式サイト等で宣誓書の書式(紙または電子)を確認し、準備を早めに済ませておくことが精神的安寧につながります。

  2. 不安症状が強い場合の受診

    「手続きに不備がないか極度に心配になる」「パニック症状が出る」「眠れない」といった症状がある場合は、無理をせず当院までご相談ください。渡航前の精神的サポートや適切なアドバイスを行っております。

皆様が安全かつ安心して渡航できるよう、心よりお祈り申し上げます。

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